ムーカス検査とは?― お口の「うるおい」と「飲み込む力」を数値で見る検査です ―
- Seiki Mikasaki
- 1 日前
- 読了時間: 3分
「お口が乾きやすい」「ネバネバする感じが続く」「最近むせやすい気がする」
こうしたお悩みがあるとき、歯科では お口の状態を“感覚”だけでなく“数値”で確認する検査 を行います。
そのひとつがムーカス(Mucus)検査 です。
ムーカス検査は「ネバネバを見る検査」ではありません
ムーカス検査は、口腔内の湿潤状態(うるおい)を測定する検査 です。
見た目やご本人の感覚だけでは、
本当に乾燥しているのか
うるおいが足りているのか
は、実は正確には分かりません。
ムーカス検査では、舌や頬の粘膜の水分状態を数値で測定 し、お口が乾燥傾向にあるかどうかを客観的に評価します。
なぜ「ネバネバするのに乾いている」ことがあるの?
「ネバつく=潤っている」と思われがちですが、実際には逆のケースが多くあります。
唾液の量が減ると、水分が少なくなり、粘り成分だけが目立ちます。
その結果、
ネバネバする
痰が絡む感じがする
口の中がスッキリしない
と感じますが、実際は“乾燥傾向” ということが少なくありません。
ムーカス検査は、この 勘違いを防ぐための大切な検査 です。
ムーカス検査はどうやって行うの?
検査はとても簡単で安全です。
舌にそっと測定器を当てます
数秒で測定が終わります
痛みはありません
短時間で終わるため、ご高齢の方やお子さんでも安心して受けられます。
ムーカス検査と「舌の力」は深く関係しています
お口のうるおいは、唾液の量だけでなく、舌や唇の動き にも大きく影響されます。
舌の力が弱くなると、
唾液が広がりにくい
お口の中が乾きやすい
飲み込みにくくなる
といった状態が起こります。
そのため当院では、ムーカス検査とあわせて舌圧測定(舌の押す力の測定) を行うことがあります。
ムーカス検査・舌圧測定でわかること
これらの検査を組み合わせることで、
お口が乾燥しているか
舌の力が足りているか
飲み込みの機能が低下していないか
といった口腔機能全体の状態 が分かります。
これは口腔機能低下症 の評価にも使われています。
口腔機能が低下すると起こりやすいこと
お口のうるおいや動きが低下すると、
むし歯・歯周病のリスク増加
口臭
食べこぼし
むせ
誤嚥(ごえん)
などが起こりやすくなります。
特に高齢の方では、誤嚥性肺炎の予防 の観点からも早めのチェックが大切です。
検査結果はどう活かすの?
検査結果をもとに、
お口の清掃方法の見直し
唾液が出やすくなるケア
舌や唇の簡単なトレーニング
入れ歯や噛み合わせの調整
など、その方に合った対策 を行います。
数値で確認できるため、「前より良くなっているか」も分かりやすいのが特徴です。
保険でできるの?自費なの?
ムーカス検査や舌圧測定は、口腔機能低下症の診断・管理 の一環として保険適用になる場合があります。
症状や条件によって異なるため、詳しくは診察時にご説明します。
訪問歯科でも大切な検査です
ムーカス検査や舌圧測定は、訪問歯科診療 でもとても重要です。
食事量が減ってきた
むせが増えた
口の乾燥が強い
といった変化を、数値で把握し、ご家族にも説明できる ことが大きなメリットです。
なないろデンタルクリニックから
当院では、歯や歯ぐきの治療だけでなく、
お口のうるおい
舌や唇の動き
飲み込む力
まで含めた 口腔機能の評価とケア を大切にしています。
「年齢のせいかな?」「様子を見ていいのかな?」
そう思ったときこそ、どうぞお気軽にご相談ください








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