RDテスト(口腔衛生検査)
- Seiki Mikasaki
- 2023年11月26日
- 読了時間: 2分
RDテスト(口腔衛生状態検査)について説明します。
RDテスト
RDテストは、唾液中の特定の細菌(S. mutans, Lactobacilliなど)の量を測定することにより、個人の口腔内衛生状態を評価するために用いられます。
虫歯は口腔内の細菌のバランスによって大きく影響を受けるため、これらの細菌のリスクレベルを調べることは虫歯予防において非常に重要です。
検査の原理
RDテストは、sucrose培地中で通気を遮断し、37℃で培養することで細菌を活性化させ、指示薬レサズリンを変色させる性質を利用しています。 活性化された細菌はレサズリンを変色させるため、この変色の程度によって細菌の量を判断します。

検体の採取と操作法
唾液を採取し、約0.03mLをレサズリンディスク(RD)に滴下します。ディスクに唾液を滴下後、塩化ビニルフィルムで通気を遮断し、37℃で15分間培養します。

RDテストの効果と意義
唾液中の細菌レベルを測定することにより、虫歯リスクの程度を早期に判定できます。
虫歯のリスクが高い人には、より集中的な予防措置や治療を行うことが可能になり、虫歯の発生を予防することに役立ちます。
リスク評価
各指標に基づいて総合的なリスクスコアを算出します。
低リスク、中リスク、高リスクに分けて評価します。

予防策と対応
低リスク: 定期的な歯科口腔継続的治療と日常の口腔ケアを継続。
中リスク: 食生活の見直し、フッ素洗口などのカリエス予防措置を強化。
高リスク: 月一回程度の歯科継続的治療、専門的な予防治療の実施、生活習慣の大幅な改善。
を各リスク段階に分けて推奨します
検査結果に基づいて、個々のリスクに合わせた予防計画を策定します。また定期的な再評価により、予防計画の効果を評価し、必要に応じて生活習慣などのアドバイスを行います。検査は無料で行っています。お気軽にお問い合わせください。
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