医療ホワイトニング
- Seiki Mikasaki
- 2024年7月24日
- 読了時間: 7分
医療ホワイトニングについてご説明します
1.医療ホワイトニングとは
医療ホワイトニングは、歯科医院で行われるホワイトニングです。専用の漂白剤や光照射機を使い、歯のホワイトニングをします。
2.医療ホワイトニングの種類
オフィスホワイトニング:歯科医院で行われるホワイトニング。 高濃度の漂白剤と光照射を使って、比較的短時間で効果を得ることが期待できます。当院では1回33000円します。
ホームホワイトニング:自宅で行うホワイトニング。個々人にあった専用のトレーと低濃度の漂白剤を使い、数週間から数か月かけて徐々に歯を白くします。当院では16500円で実施します。追加のホワイトング材は1本2200円~3300円します。
デュアルホワイトニング:オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して選択する方法。効果を持続させたい場合に有効です。
医療ホワイトニングのメリット
効果の高さ:市販のホワイトニング製品に比べて、高い効果が期待できます。
安全性:歯科医師の監督の下で行われるため、歯や歯茎へのダメージを極力抑えられます。
持続性:定期的なチェックを行うことで、効果の確認ができます。
オフィスホワイトニングの手順:
口腔内のクリーニング
歯茎を保護するためのジェルダムの装着
高濃度のホワイトニング剤を歯に塗布する
光を当てて活性化
漂白剤の除去と仕上げのクリーニング
ホームホワイトニングの手順:
個々人専用のトレーの作成
トレーに漂白剤を入れ、毎日一定時間装着
数週間から数か月かけてゆっくり行う
2.注意事項
食事制限:ホワイトニング後24~48時間は色素の強い飲食物を避けることをお勧めします(コーヒー、赤ワイン、カレーなど)。
知覚過敏:一時的に歯が敏感になることがあるため、知覚過敏用の歯磨き粉を使うと良いでしょう。
定期健診:ホワイトニング後も定期的な検診等が必要です。 特にホームホワイトニングは継続的な使用やチェックが重要です。
注意事項
効果は個人差があります。
知覚過敏や歯髄の炎症を起こすリスクもあります。妊娠中の方などホワイトニングができない場合もあります。
1回の施術では希望する白さに到達しない場合もあります。
保険がきかないので16500円~33000円します。
追加のホームホワイトニング材は1本2200円~3300円します。
これらのことにも注意されて歯科医師や衛生士にご相談ください。


過酸化水素と、その特徴
過酸化水素は、ホワイトニング剤の主成分であり、濃度によって効果とリスクが異なります。低濃度(3-10%)は主にホームホワイトニングに使用され、歯や歯茎への刺激が少ないです。濃度(25-40%)はオフィスホワイトニングに使用され、短時間で強力な効果を発揮しますが、歯や歯茎への刺激が強いため、専門家による診断が必要です。
ホームとオフィス
ホームホワイトニングは患者が自宅で行うもので、低濃度の漂白剤を使用し、毎日一定時間装着することで徐々に行います。 オフィスホワイトニングは歯科医院で行うもので、高濃度の漂白剤を使用しますホームホワイトニングはコストが低く持続効果がありますが、オフィスホワイトニングは即効性が高いです。ホームよりも後戻りも起こりやすいです。
修復治療中、矯正治療中
修復治療中や矯正治療中のホワイトニングは注意が必要です。修復物や矯正装置がある場合、ホワイトニング剤が均一に渡らない可能性があり、色ムラが生じる場合があります。ホワイトニングのタイミングを調整する必要があります。
ホワイトニング効果に影響する因子
ホワイトニング効果に影響する因子には、歯の初期の色調、エナメル質の濃さ、飲食物の色素沈着、喫煙、ホワイトニング剤の濃度と使用時間などがあります。個人差がありますので歯科クリニックでご相談ください。
ホワイトニングの禁忌
ホワイトニングの禁忌には、妊娠中・授乳中の女性、体重の歯周病患者、未治療の虫歯がある場合、歯根露出がある場合、過敏症のある場合などが含まれます。薬剤ににアレルギーがある場合もお勧めできません。
装着時間
装着時間を確保するために、生活スタイルに合わせた使用方法が重要です。夜間に装着することや、日常のルーチンに組み込む方法を提案します。
う蝕
治療のう蝕がある場合、ホワイトニングは行うべきではありません。 まずは、虫歯の治療を優先し、その後にホワイトニングを行います。 治療済みの虫歯がある場合は、ホワイトニング剤が詰め物やクラウンに影響を与えないように注意が必要です。
くさび状欠損
くさび状欠損がある場合、ホワイトニングは慎重に行う必要があります。 ホワイトニング剤がとなり、知覚過敏を知覚する可能性があるため、歯科医師の監督下で行います。
咬耗症
咬傷症がある場合、ホワイトニングは慎重に行う必要があります。咬傷症によるエナメル質の薄さが原因で、知覚過敏が起こる可能性があります。
知覚過敏
ホワイトニング中に知覚過敏が起こることがあります。知覚過敏用の歯磨き粉やフッ素ジェルを使用することで、症状を緩和することができます。当院ではウルトライーズという知覚過敏抑制剤をお勧めしています。
象牙質知覚過敏症の抑制法
象牙質知覚過敏症の抑制法には、知覚過敏用の歯磨き粉の使用、レーザー治療、象牙質コーティング剤の使用などがあります。これらの方法は、歯科医師と相談して選択することが重要です。
無髄歯のホワイトニング
無髄歯(神経痛いた歯)のホワイトニングは、内部漂白法(ウォーキングブリーチ法)を使います。この方法では、歯の内部に漂白剤を入れて、数日間置いてから取り出します。この際、歯の強度を維持するための適切な管理が重要です。
口腔ケア
口腔ケアとしてのホワイトニングは、審美的な効果だけでなく、口腔衛生への意識を高めることができます。
口腔内細菌数とホワイトニング
ホワイトニング自体が直接口腔内細菌数に影響を与えることは少ないですが、ホワイトニング後の歯の表面が軽くなることで、プラークの付着を防ぎ、結果的に細菌数が減少する可能性があります。ホワイトニング後の良好な口腔衛生環境が維持されることが重要です。
適応
ホワイトニングは、健康な歯と歯茎を持つ患者さんに適しています。 重度の歯周病や未治療の虫歯がある場合は、まずそれらの治療を優先する必要があります。
ホワイトニングの濃度は歯科でしか濃度が高いものは取り扱えません。
日本の歯科クリニックで扱えるホワイトニング剤の濃度は、法的に規制されています。一般的に使用される過酸化水素(H2O2)の濃度は以下の通りです:
オフィスホワイトニング:35%前後の過酸化水素を使用
ホームホワイトニング:10%前後の過酸化水素、もしくは10~16%の過酸化尿素(カルバミドペルオキシド)を使用
歯科クリニックでホワイトニングする利点
1. 安全性の確保
高濃度のホワイトニング剤を使用するオフィスホワイトニングは、歯科医師の監督下で行われるため、歯や歯茎に対する刺激を最小限に抑え、対応することが可能です。
2. 効果の速さ
歯科クリニックで行われるオフィスホワイトニングは、高濃度の漂白剤と光照射技術を行うことで、比較的短時間で効果を期待できます。
3.専門的なカウンセリング
ホワイトニングを行う前に、歯科医師が口腔内の状態を詳しくチェックし、患者に最適なホワイトニング方法を提案します。 。
4. 安心感と信頼性
歯科クリニックでのホワイトニングは、専門家による施術のため、患者様が安心して治療を受けることができます。また、感染対策もしており、患者様の不安を軽減することができますます。
5.知覚過敏の対策
ホワイトニング中に知覚過敏が生じた場合、歯科医師が適切な対策をとることができます。例えば、知覚過敏抑制効果のある薬剤の適用や、知覚過敏用の歯磨き粉の使用指導が行われます。
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