〜より安全・確実なインプラント埋入のために〜
- Seiki Mikasaki
- 4月30日
- 読了時間: 3分

こんにちは。熊本市東区月出のなないろデンタルクリニック、院長の秋吉愛花です。
本日は、当院で導入しているインプラントの3Dガイドシステムによるインプラント埋入手術について、その利点と欠点、等の説明をいたします。
■ 3Dガイドとは
インプラント治療は、顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込む外科処置です。従来は歯科医師の経験とレントゲン、CT画像を元に手術を行ってきましたが、近年ではCTデータとAI技術を用いた「3Dガイド(サージカルガイド)」が広く使われるようになりました。
この3Dガイドは、患者様のCT画像と口腔内スキャンや模型から精密なシミュレーションを行い、最適な位置・角度・深さにインプラントを誘導するための装置です。
■ 3Dガイドを使ったインプラント手術の利点
1. 高い安全性
3Dガイドを使用することで、神経や血管などの重要な組織を避けた、安全なインプラント埋入が可能になります。術前のシミュレーションに基づき、誤差を最小限に抑えられます。
2. 治療の予測性が向上
インプラントが計画通りの位置に正確に埋入されるため、上部構造(かぶせ物)の設計もスムーズです。噛み合わせや見た目もより自然で美しい仕上がりが期待できます。
3. 手術時間の短縮
従来のフリーハンド手術と比較して、埋入手術が短時間で終わることが多く、患者様の負担も軽減されます。
4. 切開や縫合が不要な場合も
症例によっては、歯ぐきを大きく切開せずに手術を行う「フラップレス手術」も可能です。これにより術後の腫れや痛みが軽減され、回復も早くなります
■ 3Dガイドの欠点・注意点
1. 追加の費用がかかる
ガイドの設計・製作には専用のソフトウェアや器材が必要となり、保険適用外の自由診療となります。そのため、ガイドの費用が治療費に加算されます。
2. 骨の状態によっては使用できないことも
骨量が極端に少ない場合や形態が不安定な場合、ガイドを安定して装着できないことがあります。ガイドを使わない通常手術が適している場合もあります。
3. 製作期間が必要
CT撮影からガイド設計・製作までに約1週間程度の準備期間が必要です。急ぎの手術には対応できない場合があります。
■ まとめ
3Dガイドを使用したインプラント埋入は、「より安全に、より確実に」という目的の助けとなります。 しかしすべての症例に適しているわけではなく個人差があり、事前の診断と準備が必要です。当院でもCTによる検査や模型の作成をもとに、カウンセリングし、最適な治療プランをご提案いたします。ご相談ある方は無料相談フォームをご利用ください。
📍 なないろデンタルクリニック
熊本市東区月出2丁目1-39
☎︎ ご予約・ご相談はお電話またはWEB予約にて承ります。
☎ 0963814618
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