熊本市成人歯科実態調査
- Seiki Mikasaki
- 2023年4月29日
- 読了時間: 3分
成人歯科実態調査(歯科健康診査)に協力しています。
熊本市の成人歯科実態調査の受付可能となっています。こちらの調査は歯科検診となっています。既に申し込みはしめ切られていますが、申し込み済の方は健診可能です。
※熊本市節目年齢健診業務とは異なります。熊本市節目年齢健診業務は、年度内に、40歳、50歳、60歳、70歳になる市民の方 (当該年度1回の受診のみです)が400円(非課税世帯、生活保護世帯は、無料)で受けられます。
定期的な歯科検診は、お口の健康を維持するため大切です。 歯には異常がないように感じたり、 歯科治療は、痛い、恐いなど良いイメージがないために健診を避けてしまう場合があるかもしれません。そうなると将来的に歯や歯だけでなく健康上の問題につながる可能性もあります。今回は、歯科検診の重要性と、理由について説明します。
予防ケア
定期的に歯科医院に通うことで、深刻な状態になる前に、潜在的な歯の問題を早期に発見することができます。 歯科医は、虫歯、歯周病、およびその他の問題を早期発見し、それらの悪化を防ぐための治療を提案することができます. これにより、長期的にみて多くの歯の疾患の重症化を防ぎ、結果的に、医療費、治療期間を節約、短縮できます。
口腔がん検診
口腔がんは、早期に発見しなければ深刻な状態となる可能性のある病気です。 歯科検診では、歯科医が口腔がんのスクリーニングを行い、口腔内の異常の兆候がないか確認し早期発見、早期治療につなげます。
歯面クリーニングとスケーリング
歯磨きをしても、歯に蓄積した歯垢や歯石をすべて取り除くのは難しい場合があります。 歯科衛生士は歯科クリニックでしか扱えない特別な器具を使用してこの蓄積物を除去し、歯周病や虫歯の重症化予防や治療を行います。歯石除去するための超音波スケーラー機器、キュレットと呼ばれる歯石除去ハンド用器具、口腔内のバイオフィルム除去するエアーフロー機器を使用して口腔内の健康を守ります。歯の本数の差によって、医療費の額も差が生じます。お口の健康は全身の健康にも繋がります。

図表 NDB からみた歯数と医科医療費との関連 NDB 第三者提供データより日本歯科総合研究機構作成
日本歯科医師会 2040年を見据えた歯科ビジョン―令和における歯科医療の姿― より掲載
レントゲン検査
レントゲン検査は、歯の疾患を特定する上で重要です。 表面的に判別できない疾患をチェックするために、数年ごとにレントゲン検査を行う場合があります. これにより、虫歯、歯周病による歯の周りの骨の喪失、顎骨の異常等口腔の健康に影響を与える可能性のある疾患の確認ができます。
歯科医師と歯科衛生士による口腔清掃アドバイス
歯科健診では、歯科医が口腔の健康を維持するためのアドバイスをします。 ブラッシング方法とフロスや歯間ブラシの使用方法、口腔ケア製品の説明、健康的な食事を維持する方法に関するアドバイスを行います。 次の健診までのお口の健康を維持に役立てていただけるようにします。
定期的に歯科検診を受けている方は、口腔の健康状態が良好で、虫歯や歯周病の発生率が低く、口腔がんのリスクが低いことが示されています。歯の疾患を早期に発見することにより、治療の負担を減少出来、長期的にも医療費の減少と治療期間の長期化を防げます。当院はかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所に認定され、予防歯科にも取り組んでいます。口腔内の健康に関してお気軽にご相談ください。
無料相談フォーム
Komentáre