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在宅歯科医療研修会参加しました。

  • 執筆者の写真: Seiki Mikasaki
    Seiki Mikasaki
  • 3月1日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月10日

宅歯科医療研修に参加して


先日、在宅歯科医療研修に参加しました。この研修では、歯科が関わる「食べることの支援」について、多くの学びがありました。特に、内視鏡を用いない嚥下評価や、頸部聴診を活用した食事形態の観察と支援など、在宅での診療に役立つ知識が深まりました。


歯科が関わる「食べることの支援」


歯科医療の役割は、虫歯や歯周病の治療だけではありません。在宅で生活する高齢者や障害のある方々にとって、「食べること」は生活の質に直結します。噛むこと、飲み込むことが困難になると、栄養状態の低下や誤嚥性肺炎のリスクが高まるため、歯科医師としてどのように支援できるかが重要になります。


内視鏡を用いない嚥下評価


嚥下機能の評価には、嚥下内視鏡検査(VE)や嚥下造影検査(VF)が一般的ですが、これらは設備の整った病院でなければ実施が難しいのが現状です。在宅では、簡易的な評価方法として「水飲みテスト」「改訂水飲みテスト(RSST)」などが用いられます。

また、観察と問診を重視することで、患者さんの嚥下機能を把握することも可能です。例えば、食事中のむせの有無や、食後の痰の増加、声の変化などを確認することで、嚥下機能低下の兆候を捉えることができます。


食事観察と頸部聴診による支援


頸部聴診は、嚥下音を聴診器を用いて評価する方法です。嚥下時の音の変化を聴き取ることで、嚥下機能の状態を判断できます。例えば、正常な嚥下音が聞こえない場合や、ゴロゴロとした異常音がする場合は、嚥下機能の低下や誤嚥のリスクが考えられます。

また、食事観察では、患者さんがどのように食事を摂っているかを確認します。具体的には、食事中の姿勢、食べる速度、口の動き、飲み込むまでの時間などを観察し、適切な食事形態を提案することが求められます。


実際の在宅歯科診療への応用


研修を通じて、在宅での嚥下評価や食事支援の重要性を改めて実感しました。在宅では、患者さん一人ひとりの生活環境や家族の協力体制を考慮しながら、適切な支援を行う必要があります。

今後、当院でも頸部聴診や食事観察を活用し、患者さんが安全に、そして楽しく食事ができるようなサポートを提供していきたいと考えています。

在宅歯科医療に関するご相談があれば、お気軽にご相談ください。



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