ルートzxについてご紹介します。

根管長測定器 Root ZX3について

当院ではむし歯が根の中まで感染した際の治療に用いるRoot ZX3を治療に取り入れています。

歯科診療における根管治療は、炎症や感染がある歯髄（歯の神経）を取り除き、さらなる感染の予防と歯の保存を目指す重要な治療です。このような精密さが必要な治療を行うためには、根管の長さを正確に測定し、適切な治療計画を立てることが不可欠です。この記事では、根管長測定器「Root ZX3」の特徴についてご紹介します。

Root ZX3の基本機能と特長

1.高精度な根管長測定機能

Root ZX3は、歯科用根管長測定器であり、治療中の根管の正確な長さを測定することができます。この装置は、オートキャリブレーション機能を備えており、気温や湿度などの環境変化による誤差を自動で補正し、常に安定した測定精度を保つことが可能です。

2.操作性の向上

大きな液晶ディスプレイと40段階のバー表示により、治療中の根管の位置がリアルタイムでわかりやすく表示され、操作時のサウンドフィードバックもクリアで、治療の精度と効率を向上させています。

3.高周波通電機能（HFC）

新たに追加された高周波モジュールにより、HFC（高周波通電）機能を利用することが可能です。これにより、歯髄の焼灼や根管内外の感染組織の焼灼が行えるため、従来の治療に比べて更に幅広い処置方法の選択ができます。

特徴

1.痛みの軽減と治療時間の短縮

Root ZX3を使用することで、根管長を正確に測定し、適切な位置での治療が可能になります。これにより、余計な神経への刺激が減少し、患者様の感じる痛みを大幅に軽減することが期待できます。また、治療時間も短縮され、患者様の負担を少なくすることが期待できます。

2.治療の成功率の向上

高精度な測定と高周波通電機能により、感染組織の効果的な除去と正確な根充填が可能になります。これにより、治療後の再感染のリスクが低減し、治療の成功率を上げることが期待できます。

3.安全性の確保

オートキャリブレーション機能により、環境変化による測定誤差が自動で補正されるため、治療中の誤操作によるリスクの減少が期待できます。

Root ZX3の使用により、歯科根管治療の質を大きく向上させることが期待できます。

使用に当たってはペースメーカーを装着されている方は禁忌とされています。

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