クルクミンは歯周病に効果ある?PG菌とお口の健康について
- Seiki Mikasaki
- 2023年5月12日
- 読了時間: 3分
PG菌についてのオンラインセミナーを歯科衛生が受講しました。その内容についてご説明します。

当院は、患者様にとって最善の予防治療を提供する歯科医院として、お口の健康に関する情報を提供していきます。今回は、ポーフィロモナス ジンジバリス (PG) 菌と、歯の健康に対するその影響についてお話しします。 PG 菌についての情報を提供し、健康を続促進する方法について考えていきます。
PG菌の性質
PG菌は、口腔内で一般的に見られるグラム陰性嫌気性細菌の一種です。菌は歯周病の発症と進行にかかわっています。 PG 菌の特徴を理解することは、PG 細菌が口腔にもたらすリスクの理解につながります。
PG菌と歯周病の関係
PG菌は、歯周病の発症における主な原因の 1 つとされています。 この細菌は歯肉と歯の間の歯周ポケットで繁殖し、炎歯と歯肉出血を引き起こし、治療せずに放置すると歯を失う可能性があります。
全身への影響
最近の研究では、PG 細菌が口腔内を超えて全身に及ぼす影響も明らかになってきています。歯周病と心血管疾患、糖尿病、呼吸器疾患、妊娠などのさまざまな全身状態との間に関連性があることが示唆されています。 PG 菌の広い範囲に及ぶ影響を認識し、、個人にあった口腔ケアを行うことが健康な口腔を維持するために重要です。
予防と治療
PG菌による口腔内への影響をを予防、管理するには、ご自分での口腔清掃とクリニックでの専門的な歯科ケアなどの相互のアプローチが必要です。
1 日 3回の歯磨き、デンタルフロスの使用、うがい薬の使用などをおうちではお勧めします。
定期的な歯科検診と衛生士による専門的なクリーニングで歯周病の進行を止め、継続して治療していきます。
またバランスの取れた食事をし、歯周病を悪化させる可能性のあるタバコや過度な飲酒を避けることも大切です。糖尿病などの全身的な疾患に対しても歯周病治療を通して改善の一助になります。
歯科チームとしての治療
当院では、スタッフと患者様との連携を大切にしています。 私たちは、個人にあった口腔ケアを提案し、個々方の生活環境に合わせ、PG 菌による口腔内の歯周病に対処するための治療計画をご提案することに尽力します。 当院では専門知識と技術を備えた歯科医師と歯科衛生士が、皆様のお口の健康を守ります。患者様と共に、患者様の生涯にわたって口腔の健康と美しい笑顔を維持できるように努めます。
そして今回PG菌にクルクミンが効果があるとセミナーで説明を受けました。
クルクミンはウコン植物由来の天然化合物であり、抗炎症および抗菌特性を有することが示されています。クルクミンがP菌の増殖と活性化を阻害することを調査した研究もあり、有効性があるとされています。Journal of Natural Productsに掲載された研究では、クルクミンが培養PG菌の増殖を阻害する効果があることがわかったそうです。Journal of Clinical Periodontologyに掲載された別の研究では、クルクミンを含むうがい薬が、歯周炎患者の唾液中のPG菌に効果的であることもわかったとされています。
クルクミンがPG菌に対して有効であるメカニズムはまだ完全には理解されていませんが、PG菌がバイオフィルムという菌の塊を形成することを妨げる可能性があると考えられています。
その抗菌性に加えて、クルクミンには抗炎症効果があることも示されています。これは、口腔内のPG細菌やそのほかの病原体によって引き起こされる炎症や組織の損傷を軽減するのに効果あるそうです。
クルクミン入り歯磨剤HaBonのサンプルを頂きました。


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購入など気になる方はお気軽にご相談ください。
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